北土佐殿町・南土佐殿町(読み)きたとさどのまち・みなみとさどのまち

日本歴史地名大系 「北土佐殿町・南土佐殿町」の解説

北土佐殿町・南土佐殿町
きたとさどのまち・みなみとさどのまち

[現在地名]和歌山市北土佐きたとさ丁・土佐町一丁目

南御中間みなみおちゆうげん町の西に北土佐殿町、その南に南土佐殿町がある。ともに武家屋敷地で元禄一三年(一七〇〇)の和歌山城下町絵図は北を「水野土佐守殿組」、南を「土佐守殿辻」と記す。新宮城主水野家の下級武士が居住したと考えられる。明治五年(一八七二)北土佐町・南土佐町となり、南土佐町は昭和一四年(一九三九)土佐町一丁目の一部となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android