北オセティア[共和国](読み)きたオセティア(英語表記)Severnaya Osetiya

世界大百科事典 第2版 「北オセティア[共和国]」の意味・わかりやすい解説

きたオセティア【北オセティア[共和国] Severnaya Osetiya】

ロシア連邦南西部,北カフカス共和国。ソ連邦解体までは北オセティア自治ソビエト社会主義共和国であった。面積8000km2,人口63万2400(1989)。首都ウラジカフカス(1931‐90年はオルジョニキーゼ)。大カフカス山脈中央部の北斜面の山地に位置し,テレク川流域に盆地がある(ちなみに大カフカス山脈をはさんで隣接する南オセティアはグルジア共和国内の自治州で,1922年4月に形成され,面積3900km2,人口9万9000,州都ツヒンバリ)。

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世界大百科事典内の北オセティア[共和国]の言及

【オセット語】より

…ロシア連邦の北オセティア共和国,およびグルジア共和国南オセティア自治州で約50万人(1976)に話されているイラン語派東部グループの言語。主要な方言は,大多数が話す東部のイロンIron方言,および古形をよく保存している西部のディゴルDigor方言の二つである。…

【オセット人】より

…カフカス中央部に住む民族で,ロシア連邦の北オセティア共和国およびグルジア共和国の南オセティア自治州を構成する民族。ロシア語ではオセティン,自称はイロン,ディゴロン。…

※「北オセティア[共和国]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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