匕首(読み)ひしゅ

精選版 日本国語大辞典 「匕首」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しゅ【匕首】

〘名〙 (「匕」は、もとさじの意) 鍔(つば)のない短刀懐剣の類。あいくち
太平記(14C後)一三「口六尺の銅の柱の半ばを切て、遂に三つに折れて失たりし匕首(ヒシュ)の剣是也」 〔戦国策‐燕策三〕

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デジタル大辞泉 「匕首」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しゅ【×匕首】

つばのない短刀。あいくち。

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普及版 字通 「匕首」の読み・字形・画数・意味

【匕首】ひしゆ

あいくち。短剣。〔史記刺客、曹沫伝〕曹沫は魯の人なり。~(斉の)桓、(魯の)と、壇上(ちか)ふ。曹沫、匕首を執りて、桓を劫(おびや)かす。桓の左右敢て動くもの(な)し。

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