包込・包籠(読み)つつみこむ

精選版 日本国語大辞典 「包込・包籠」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐こ・む【包込・包籠】

[1] 〘他マ五(四)〙 包んで中に入れる。周囲をとりかこんで、中にこめる。
浮世草子好色一代男(1682)四「文などに包(ツツミ)こみて送れば」
[2] 〘他マ下二〙
① 包んで中に入れる。包んで中にこめる。
※広本拾玉集(1346)五「おりならでつつみこめけるむめの花心の色をみするなるべし」
表面にあらわさないで心の中にひめる。
※元真集(966頃か)「いひそめぬほどばかりこそ池水の深き心もつつみこめたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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