包物・裹物(読み)つつみもの

精選版 日本国語大辞典 「包物・裹物」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐もの【包物・裹物】

〘名〙
布施(ふせ)、祿(ろく)、贈り物などにする金銀、絹布地の類を包んだもの。
※枕(10C終)八四「すずろなる布(め)の端(はし)をばつつみて賜へりしぞ。あやしのつつみ物や。人のもとに、さるものつつみておくるやうやはある」
② 紙、風呂敷(ふろしき)などに包んだもの。
※落語・道具の開業(1891)〈三代目三遊亭円遊〉「背には麻の大風呂敷包物(ツツミモノ)を背負ひ、腰には刀を三本挿してやって来ました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android