包み表紙(読み)クルミビョウシ

デジタル大辞泉 「包み表紙」の意味・読み・例文・類語

くるみ‐びょうし〔‐ベウシ〕【包み表紙】

製本様式の一。とじた中身を1枚の表紙でくるみ、のり付けして仕上げる。包背ほうはい装。つつみびょうし。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の包み表紙の言及

【粘葉装】より

…のりを用いて各葉をとじつけるので〈粘葉〉といい,それ以前の折本(おりほん)や旋風葉に代わって盛んとなった。表紙には,背の部分を紙や布(絹)で包み,前後別々に表紙を添えるものと,または一枚の表紙で前後を包み,背の部分をのり付けにした,包み表紙がある。のり付けされた丁を見開くと,チョウが羽根を広げた形になるので,中国では蝴蝶装と呼ぶ。…

※「包み表紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android