勾引人(読み)こういんにん

精選版 日本国語大辞典 「勾引人」の意味・読み・例文・類語

こういん‐にん【勾引人】

〘名〙 人を誘拐(ゆうかい)する人。かどわかす人。
※近衛家本追加‐嘉祿二年(1226)正月二六日「一、可禁勾引人并売買人輩事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の勾引人の言及

【勾引】より

…大宝3年(703)4月の条には,安芸国で略されて奴婢とされていた200人余が免されて本籍にかえっている。平安時代末になると略人を勾引人と呼ぶようになる。《法曹至要抄》には勾引人事として律の略人の条文を引用しているが,このころ勾引して奴婢とする者は強窃盗として処刑したようである。…

※「勾引人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android