勺・夕(読み)しゃく

精選版 日本国語大辞典 「勺・夕」の意味・読み・例文・類語

しゃく【勺・夕】

〘名〙
尺貫法容積単位一升の百分の一、一合の十分の一(約〇・〇一八リットル)。せき。
延喜式(927)一「其物忌一人食。日白米一升二合。塩一勺二撮」 〔中庸〕
② 尺貫法の面積の単位。一歩(または一坪)の百分の一(約〇・〇三三平方メートル)。
度量衡法(明治四二年)(1909)三条地積 勺 歩の百分の一」
登山路程で、一合の十分の一、すなわち、全行程の百分の一。

せき【勺・夕】

〘名〙 =しゃく(勺)
合巻・教草女房形気(1846‐68)二一「黄金屋の米は搗(つき)も白く炊くと殖え、一勺(セキ)(づつ)も安いと評判高く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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