勘進(読み)かんしん

精選版 日本国語大辞典 「勘進」の意味・読み・例文・類語

かん‐しん【勘進】

〘名〙
東寺百合文書‐り・延久三年(1071)一〇月八日・山城珍皇寺司等解案「勘済使粟田茂明高向福忠等勘進之帳」
② 諸役人の功過を考査して申しあげること。
沙汰未練書(14C初)「勘進沙汰とは、諸方頭人奉行、一年中奉公、出仕、参否、着到、方々奉行事、事切沙汰等、勘進事也」

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デジタル大辞泉 「勘進」の意味・読み・例文・類語

かん‐しん【勘進】

考え調べて、申し上げること。また、勘申かんじんのこと。

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