勘平(読み)カンペイ

デジタル大辞泉 「勘平」の意味・読み・例文・類語

かんぺい【勘平】

早野勘平はやのかんぺい

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精選版 日本国語大辞典 「勘平」の意味・読み・例文・類語

かんぺい【勘平】

〘名〙 「仮名手本忠臣蔵」の登場人物早野勘平塩谷判官家臣判官の大事に遅れをとり、妻お軽の故郷山崎村で猟師に身をやつしていた折、猪をねらい間違って舅を殺した定九郎を撃ち殺す。それを誤って舅を殺したと思い切腹して死ぬ。

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世界大百科事典(旧版)内の勘平の言及

【仮名手本忠臣蔵】より

…初世中村仲蔵が五段目の定九郎に新演出を試みた話などエピソードも少なくない。なお,幕末以後,歌舞伎では二段目を〈建長寺の場〉に改めて演じたり,三段目の切にあるおかる・勘平の件を割愛して《道行旅路の花聟》(《落人》)を四段目の後に付けたり,十一段目を実録風に仕立て直し,立回り本位の討入りに〈両国橋引揚げの場〉を添えるなど一部改作して上演することが多い。(1)第一(鶴岡の饗応) 暦応1年2月,鶴岡八幡宮が造営され,将軍足利尊氏の代参として弟足利直義が鎌倉に下向。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」