勘定目録帳(読み)かんじょうもくろくちょう

世界大百科事典(旧版)内の勘定目録帳の言及

【商業帳簿】より

…当時このような帳簿記入の事務を帳合(ちようあい)といい,帳簿の名称,記帳方法,決算時期など帳簿会計に関する規定が家法,店則の類に含まれるなど,大経営の商家では家計と営業の分離が進行,定着するなかで,固有の帳簿組織による帳合法(簿記法)を成立させていった。期末棚卸資産の確認としての店卸帳(決算簿)は商家によっては算用帳,勘定目録帳などとも呼ばれ,年1回年頭の正月あるいは盆,暮れ年2期に作成された。その決算方式も一様ではないが,一般には売掛金,在庫商品,貸付金,所有貨幣等をすべて時価の貨幣量に換算し,その合計から預り金,借金等の負債を差し引いて純資産を算出する財産勘定の方式が多くとられた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」