動物電気(読み)ドウブツデンキ

デジタル大辞泉 「動物電気」の意味・読み・例文・類語

どうぶつ‐でんき【動物電気】

動物体に生じる電気。特に、シビレエイ・デンキウナギなどの発電器官によって生じるものをさす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「動物電気」の意味・読み・例文・類語

どうぶつ‐でんき【動物電気】

〘名〙
生体電気一つ活動電流のこと。筋肉が興奮するとき発生する活動電流。一七八六年イタリアの医師ガルバーニが発見した現象
② 生体電気の一つ。動物の活動時、静止時に見られる活動電流、静止電流総称。細胞内外のイオンの不等分布に起因する電流。興奮性組織で観察される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「動物電気」の意味・わかりやすい解説

動物電気
どうぶつでんき

生物体による発電現象のうち、動物によるもの。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の動物電気の言及

【ガルバーニ】より

…初期には鳥の腎臓や耳の解剖学的研究があるが,一般的には電気生理学の創始者として知られている。動物電気の存在は発電魚等を通じて古代より知られていたし,すでにフランスの物理学者ノレJean Antoine Nollet(1700‐70)らによって実験的に確証されてもいた。彼の研究の端緒となったのはカエルの神経‐筋標本が火花放電によって痙攣(けいれん)したという発見である。…

※「動物電気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」