動力学(読み)どうりきがく

精選版 日本国語大辞典 「動力学」の意味・読み・例文・類語

どう‐りきがく【動力学】

〘名〙 物体運動と力との関係を論ずる力学ニュートンの運動の第二法則により、物体にはそれに作用する力に比例し、質量に反比例した加速度が働くとして、物体の運動を解析するもの。⇔静力学。〔工学字彙(1886)〕

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デジタル大辞泉 「動力学」の意味・読み・例文・類語

どう‐りきがく【動力学】

力学のうちで、物体の運動と力との関係を取り扱う分野。→静力学

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百科事典マイペディア 「動力学」の意味・わかりやすい解説

動力学【どうりきがく】

物体の運動と力との関係を研究する力学の一部門。静力学運動学に対する。ガリレイ,ニュートンらによって基礎を与えられた。
→関連項目ガリレイ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「動力学」の意味・わかりやすい解説

動力学
どうりきがく
dynamics; kinetics

力学のなかで,力の作用を受けている物体の運動を論じる分野。この運動を決定する微分方程式運動方程式という。静力学対語である。

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世界大百科事典(旧版)内の動力学の言及

【力学】より

…物体に働く力とそれによって起こる運動もしくはその変化との間の関係を論ずる学問。運動やその変化が生じないような場面,すなわち複数の力の平衡関係を論ずる場合を静力学statics,そうでない場合を動力学dynamicsとして区別することもある。また,もっぱら運動の状態を記述することに場面を限定し,運動(とその変化)の原因としての力をもち出さない場合を運動学kinematicsと呼ぶ。…

※「動力学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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