労働力需給システム(読み)ろうどうりょくじゅきゅうシステム(英語表記)adjustment system for demand and supply of labor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「労働力需給システム」の意味・わかりやすい解説

労働力需給システム
ろうどうりょくじゅきゅうシステム
adjustment system for demand and supply of labor

労働力供給需要ミスマッチを回避し,円滑な労働力需給を行うさまざまなシステムのこと。日本は高齢化時代を迎えて将来の労働力不足が心配されている。労働需給の均衡を保つためにも,就業形態の多様化や産業間労働力移動の円滑化をはかるために,今まで以上に職業紹介の充実,情報提供システムの整備が不可欠となっている。民間部門での同需給システムとしては,労働者派遣事業や職業紹介事業の拡大が期待される。外国人労働者,女性労働力の活用による労働力需給の均衡化も将来の大きな課題である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android