助太刀(読み)スケダチ

デジタル大辞泉 「助太刀」の意味・読み・例文・類語

すけ‐だち【助太刀】

[名](スル)あだ討ちや果たし合いなどに助力すること。転じて、加勢援助をすること。また、その人。「助太刀を頼む」「助太刀してもらう」
[類語]手助け力添え肩入れ加勢後押し後ろ盾人助け助ける助力助勢ける手伝う幇助ほうじょ協力援助応援支援り立てるバックアップフォロー力を貸す手を貸す肩を貸す犬馬の労一肌脱ぐ片肌脱ぐ肩を持つ与する補助補佐

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精選版 日本国語大辞典 「助太刀」の意味・読み・例文・類語

すけ‐だち【助太刀】

〘名〙
① 果たし合いやあだ討ちなどに助勢すること。また、その人。
※碧巖虎哉抄(1570頃)四「円悟のすけだちをうたれた、円悟はゆるすまい」
② 人に加勢、助力をすること。また、その人。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「彌次馬になって助太刀(スケダチ)をする」

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デジタル大辞泉プラス 「助太刀」の解説

助太刀

池波正太郎の時代小説短編集。1980年刊行。「鬼平犯科帳」シリーズ。

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世界大百科事典(旧版)内の助太刀の言及

【敵討】より

…このような余裕がなければ路上で名のりをあげて切り掛かってもよいが,討ち止めたら現地の役所から江戸にうかがって処置した。討手を助ける助太刀(すけだち)も幕府の奉行所に帳付を願うべきであった。敵討を禁止された場所は,禁裏御所築地内,江戸城曲輪(くるわ)内,寛永寺・増上寺両山内であった。…

※「助太刀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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