精選版 日本国語大辞典 「加藤武雄」の意味・読み・例文・類語
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小説家。神奈川県津久井郡川尻(かわしり)村(現、相模原(さがみはら)市緑(みどり)区)に生まれる。村の郵便局の事務員をしながら検定で小学校准教員の免許状をとり、神奈川県下の小学校教員を8年ほど勤める。1910年(明治43)上京、新潮社に入り『新潮』や『文章倶楽部(くらぶ)』の編集のかたわら創作に打ち込み、『郷愁』(1919)で認められた。続いて『夢見る日』(1920)、『処女の死』(1921)などの短編集を出し、郷土色豊かな作風を示した。同時に農民文学の理解者として自らも『土を離れて』(1925)など農民小説を書く。『久遠(くおん)の像』(1922~23)の通俗小説もある。
[関口安義]
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
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