加温栽培(読み)かおんさいばい(英語表記)heating culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加温栽培」の意味・わかりやすい解説

加温栽培
かおんさいばい
heating culture

厳寒期に野菜花卉を安定的に生産するための栽培方法。施設園芸において行われる。一般に暖房機が利用されるが,気温を高める方式地温と気温を同時に高める方式があり,温度は昼間夜間により,また作物によって異なる。たとえば,キュウリは昼間 23~28℃,夜間 10~15℃,ピーマンは昼間 25~30℃,夜間 15~20℃が適温である。燃料は一般に石油が使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android