加地子銭(読み)かじしせん

世界大百科事典(旧版)内の加地子銭の言及

【加地子】より

…中世の荘園では,名主が自己の名田畠に課される年貢の負担者であると同時に,しばしば一部の田畠を作人にあて作らせ,彼から一定の中間得分を収取したが,これが加地子で,また加徳,片子(かたこ)などとも称した。銭納形態をとる場合加地子銭ともいう。加地子の額は年貢額を上まわる場合が少なくなかった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」