割賦・割符(読み)わっぷ

精選版 日本国語大辞典 「割賦・割符」の意味・読み・例文・類語

わっ‐ぷ【割賦・割符】

〘名〙 (「わりふ(割賦)」の変化した語)
① わりつけること。配りあてること。割当て。配当
梅津政景日記‐慶長一九年(1614)一二月三日「我等札本にて横番いたさせ候間、九本之樋をもわっふに致」
負債代金などの支払いを年賦・月賦などで返すこと。転じて、倒産した家の資財を分配して借金にあてること。また、その金。
評判記色道大鏡(1678)四「借銀の高をきはめ、おふせ方の者に佗て割符(ワッフ)す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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