割罫引(読み)わりけびき

精選版 日本国語大辞典 「割罫引」の意味・読み・例文・類語

わり‐けびき【割罫引】

〘名〙 罫引き一つ。杉・檜などの軟らかい薄板を割ったり、欠き落としたりする時に用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の割罫引の言及

【罫引】より

…罫引がいつごろから用いられたかは不明であるが,正倉院蔵の櫃(ひつ)などの技法から推して,奈良時代にはすでに使われていたと推測できる。用途により,板の厚みや幅をしるす筋(すじ)罫引,爪の代りに切刃(きれは)をつけて薄板を割る割罫引,大幅用の長棹罫引,枘(ほぞ)・枘穴の罫示をする枘罫引などがある。【成田 寿一郎】。…

※「割罫引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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