副総理(読み)フクソウリ

デジタル大辞泉 「副総理」の意味・読み・例文・類語

ふく‐そうり【副総理】

内閣総理大臣事故のあるとき、または欠けたとき、暫定的にその職務を代行する国務大臣の俗称。

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精選版 日本国語大辞典 「副総理」の意味・読み・例文・類語

ふく‐そうり【副総理】

〘名〙 内閣総理大臣に事故のあるとき、もしくはその欠けたとき、暫定的に総理大臣の職務を代行する国務大臣の俗称。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「副総理」の意味・わかりやすい解説

副総理
ふくそうり

内閣総理大臣に事故あるとき,または内閣総理大臣が欠けたとき臨時にその職務を代行することになっている国務大臣。副総理というのは官名ではなく,内閣法9条によりあらかじめ内閣総理大臣によって,その臨時代理に指定された国務大臣の俗称。副総理には閣僚中の最有力者が指名されるのが通例で,内閣成立とともに指名される場合が多いが,首相外遊などで臨時代理を指名してもよいことになっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「副総理」の意味・わかりやすい解説

副総理
ふくそうり

内閣総理大臣の代理をする国務大臣の俗称。内閣法では、内閣総理大臣に事故のあるとき、または欠けたときには、そのあらかじめ指定する国務大臣が、臨時に、内閣総理大臣の職務を行うものと規定している(9条)。閣僚のうちもっとも実力のある者が指名されるのが通例である。この指名は内閣成立時に行っても、臨時代理を置く必要が迫ったときに行ってもよい。明治憲法下では、このような制度はなかったが、実際上有力な閣僚が副総理とよばれることがあった。

小松 進]

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百科事典マイペディア 「副総理」の意味・わかりやすい解説

副総理【ふくそうり】

内閣総理大臣に事故があったとき,またはそれが欠けた場合に,臨時にその職務を行うべきことを,内閣総理大臣によってあらかじめ指定された国務大臣。

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