副啓(読み)ふっけい

精選版 日本国語大辞典 「副啓」の意味・読み・例文・類語

ふっ‐けい フク‥【副啓】

〘名〙 手紙などで、本文に追加して書く時、そのはじめに書く語。追伸追啓
※七里長行宛本居宣長書簡‐寛政四年(1792)正月五日「副啓 当年月次兼題、白子より書付参候筈に御坐候」 〔觚不觚録〕

ふく‐けい【副啓】

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デジタル大辞泉 「副啓」の意味・読み・例文・類語

ふっ‐けい〔フク‐〕【副啓】

ふくけい(副啓)

ふく‐けい【副啓】

添えて申し上げること。手紙で、書き落としたことなどを追加して書くとき、その初めに書く語。追伸。二伸。追啓。

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普及版 字通 「副啓」の読み・字形・画数・意味

【副啓】ふくけい

手紙の追申。〔録〕尺牘(せきとく)(手紙)の副、~年以來、必ず之れを以て加厚と爲す。~甚だしきは副一とし、副二より三に至り四に至るり。余(われ)甚だ之れを厭(いと)ひ、一切す。

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