出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…後部には筋胃(砂囊)が形成され,厚い筋壁をそなえて硬い食物の破砕を行う。哺乳類の胃はU字形胃の噴門側が発達して前胃を形成し,単一の後胃の胃底部および幽門部はそれぞれ腺胃と筋胃に相当する。哺乳類で前胃と後胃の区別が明らかな場合はこれを複胃とよび,明らかでない場合は単胃とよぶ。…
…鳥類の消化管における筋肉胃で,真胃ともいう。鳥類の胃は前胃と砂囊に分かれている。前胃proventriculusは腺胃ともいい,内壁に多数の消化腺があり,消化酵素および酸性分泌物を出す。…
…頸筋もよく発達している。
[消化器系]
ふつう食道,嗉囊(そのう),前胃,砂囊,小腸および大腸よりなり,総排出口に開口する。嗉囊は食道の一部分が肥大したもので,摂取した食物を一時貯蔵しておく場所である。…
※「前胃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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