精選版 日本国語大辞典 「則」の意味・読み・例文・類語
のっ‐と・る【則】
〘自ラ五(四)〙 (「のりとる(則)」の変化した語)
※太平記(14C後)一二「鳳暦永則レ天(てんにノットルこと)、恐非二微臣之忠功一、其為レ誰乎」
※浄・用明天皇職人鑑(1705)一「此をしへにのっとって天下を治め給ひなば」
② 相手の言葉をうけて言う。
※浄瑠璃・京四条おくに歌舞妓(1708)六「かのいへだんぜついたせし事、ざんねんに候との仰にのっ取きん直卿、しゃく取直しのたまふは」
そく【則】
[2] 〘接尾〙 列挙したきまりなどを数えるのに用いる。条。「会規第七則」「格言一一則」
のり‐と・る【則】
〘自ラ四〙 (則(のり)をとるの意) 行動の規範を求める。模範とする。手本として習う。のっとる。
※大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃)「固に已に英でたることを曩代に飛ばし、式(もっ)て前典に徴(ノりと)れり」
そく‐・する【則】
の‐と・る【則】
〘自ラ四〙 (「のっとる(則)」の促音「つ」の無表記) =のっとる(則)〔書陵部本名義抄(1081頃)〕
そく‐・す【則】
〘他サ変〙 ⇒そくする(則)
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