精選版 日本国語大辞典 「刻付」の意味・読み・例文・類語
きざみ‐つ・ける【刻付】
〘他カ下一〙 きざみつ・く 〘他カ下二〙
① 文字、印などを、ものに刻む。彫りつける。
※平家(13C前)二「文字をばゑり入れきざみ付たりければ」
② 忘れられないほど、心に強く印象づける。きざみこむ。
③ 物事の結果を跡として深く残す。
きざみ‐つ・く【刻付】
[1] 〘自カ五(四)〙
① 刻んだあとがつく。
② 心に深く印象として残る。
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉一「頭の中にY子さん以外の或る人の印象刻(キザ)みついてて」
[2] 〘他カ下二〙 ⇒きざみつける(刻付)
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