刺立・螫立(読み)さしたてる

精選版 日本国語大辞典 「刺立・螫立」の意味・読み・例文・類語

さし‐た・てる【刺立・螫立】

〘他タ下一〙 さした・つ 〘他タ下二〙
① 刺して立てる。
古事記(712)上「十掬劔(とつかつるぎ)を抜きて、逆(さかしま)に浪の穂に刺立(さしたて)
② 虫などが、ところきらわず刺す。刺しまくる。
※宝の山(1891)〈川上眉山〉二「熊蜂〈略〉顔ともいはず手ともいはず、所嫌はず螫立(サシタ)つるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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