刺巻村(読み)さしまきむら

日本歴史地名大系 「刺巻村」の解説

刺巻村
さしまきむら

[現在地名]田沢湖町刺巻

東を流れるたま川のわずかに開けた氾濫原に立地する。村の南西に谷に沿って生保内おぼない街道が通り、卒田そつた村へと続く。

天正一八年(一五九〇)の「仙北御在城の節御支配、仙北領村付帳の写」(色部文書)に「赤平之郷」として「さしまき村、おミ地村」がある。おミ地村は当村の支郷大道おおみち村と思われる。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に六三石とある。享保八年(一七二三)の仙北郡郡村本村支村御高調帳(秋田県庁蔵)には「指巻村、家数五軒」とあり、本田高は七六石余で免は四ツ五歩、当高は五七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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