到頭(読み)トウトウ

デジタル大辞泉 「到頭」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう〔タウ‐〕【到頭】

[副]《「とうどう」とも》物事が最終的にそうなるさま。ついに。結局。「真相到頭わからなかった」「到頭やりとげたぞ」
つい[用法]
[類語]ついにいよいよ挙げ句あげくの果てとどのつまり結局結句畢竟ひっきょう詰まるところ帰するところせんずるところ要するにどの道いずれ所詮しょせんどうせつまり矢張りいずれにしても差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道もはやとにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ善かれ悪しかれ

とう‐と【到頭】

[副]とうとう(到頭)」に同じ。
「―長崎に行くことが出来ました」〈福沢福翁自伝

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精選版 日本国語大辞典 「到頭」の意味・読み・例文・類語

とう‐と タウ‥【到頭】

〘副〙 (「とうど」とも) =とうとう(到頭)
※雑俳・塵手水(1822)「言ひ分なし・とふど幟を産んだ妾」
河内屋(1896)〈広津柳浪〉二「昨夜も待ってましたけれども、結局(トウト)お帰宅(かへり)なさいませんで」

とう‐とう タウ‥【到頭】

〘副〙 (「とうどう」とも) 物事の最終的な結果が現われるさまを表わす語。ついに。結局。とうと。〔書言字考節用集(1717)〕
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「怺へに、怺へて見たが、とうどう怺へ切れなくなッて」 〔李咸用‐悼范攄処士詩〕

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普及版 字通 「到頭」の読み・字形・画数・意味

【到頭】とう(たう)とう

結局。唐・張碧〔農父〕詩 到頭、禾黍(くわしよ)は他人に屬す 知らず、何(いづ)れの處にか妻子を抛(す)てん

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