判人(読み)はんにん

精選版 日本国語大辞典 「判人」の意味・読み・例文・類語

はん‐にん【判人】

〘名〙
印判を捺(お)して証人となる人。
② 特に、江戸時代遊女奉公の証文に印判を捺して遊女の身売りの証人となる人。女衒(ぜげん)
洒落本・青楼昼之世界錦之裏(1791)三「どんなこけな判人にみせても、七十五匁とみへるおいらん也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「判人」の意味・読み・例文・類語

はん‐にん【判人】

判を押して証人となる人。
江戸時代、遊女の身売りの証人となる者。女衒ぜげん

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