刈上(読み)かりあげる

精選版 日本国語大辞典 「刈上」の意味・読み・例文・類語

かり‐あ・げる【刈上】

〘他ガ下一〙 かりあ・ぐ 〘他ガ下二〙
① 残らず刈る。刈り終わる。また特に、稲の刈り取りを終える。
※久安百首(1153)夏「時しもあれ水のみ菰をかりあげて乾さでくたしつ五月雨の空〈藤原清輔〉」
頭髪を、項(うなじ)の方から上の方へ刈ってゆく。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉六「短かく刈(カリ)あげて頸足(えりあし)のくっきりとせしなど」

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