切身(読み)きりみ

精選版 日本国語大辞典 「切身」の意味・読み・例文・類語

きり‐み【切身】

〘名〙
魚肉や肉、くだものなどを適当な大きさに切ったもの。
洒落本・恵比良濃梅(1801)一「きりみに、松だけ、くわゐ、みつば、などと申ものでござります」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「鰹の切身をちょろまかしたり」
切り傷のある身体
③ いかにも切られやすく見える体勢
浄瑠璃新うすゆき物語(1741)下「透間を見込互の身がまへ、切身を見せてそびけ共、うかつに乗ぬかけ引気くばり」

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デジタル大辞泉 「切身」の意味・読み・例文・類語

きり‐み【切(り)身】

魚などを、適当な大きさに切ったもの。

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