切合(読み)きりあわせる

精選版 日本国語大辞典 「切合」の意味・読み・例文・類語

きり‐あわ・せる ‥あはせる【切合】

〘他サ下一〙 きりあは・す 〘他サ下二〙
① 切って組み合わせる。
仮名草子・片仮名本因果物語(1661)下「不思議に思ひ、五輪の切合を見(みる)に、如何にも能(よく)切合(キリアワ)せたり」
② 切って大きさを同じにする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 切り合いをする。また、切り合いをさせる。〔和英語林集成初版)(1867)〕

きり‐あわせ ‥あはせ【切合】

〘名〙
木材などを切って組み合わせること。また、そのようになっている箇所
※仮名草子・片仮名本因果物語(1661)下「不思議に思ひ、五輪の切合(キリアワセ)を見(みる)に、如何にも能(よく)切合せたり」
茶釜一つ風炉(ふろ)用で釜の羽(は)が風炉の上縁にきちんと合うように作られているもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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