分電盤(読み)ブンデンバン

デジタル大辞泉 「分電盤」の意味・読み・例文・類語

ぶんでん‐ばん【分電盤】

家庭内やビルのフロアーなどの、各部屋のコンセント電気設備に電気を分配する機器安全装置役割を担う場合が多く、ブレーカー漏電遮断器が収められている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「分電盤」の意味・わかりやすい解説

分電盤
ぶんでんばん

分岐過電流遮断器基板に集合して取り付けたものをいう。分岐開閉器、主過電流遮断器、主開閉器、需給用計器および電流制限器などを含めたものもある。分岐過電流遮断器とは、幹線と分岐回路との分岐点から負荷側に取り付ける、電源側からみて最初の開閉器で、過電流の遮断能力のあるものである。分電盤を収納している箱をキャビネットというが、広い意味ではキャビネットを含めて分電盤ということもある。施設方式による区分では露出型、埋込み型、半埋込み型、防雨型および防沫(ぼうまつ)型がある。電気設備技術基準では分電盤およびキャビネットを「分岐回路用配電盤」と定義している。

[越野一二・市川紀充]

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「分電盤」の解説

ぶんでんばん【分電盤】

屋内配線において幹線を分岐配線する装置で、ブレーカーなどを組み込んだもの。保守点検のしやすい場所に取り付ける。

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リフォーム用語集 「分電盤」の解説

分電盤

分岐回路用の開閉器。漏電や過電流を防止するための保安装置(ブレーカー)が取り付けてある。

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