分派(読み)ぶんぱ

精選版 日本国語大辞典 「分派」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ぱ【分派】

〘名〙
① 枝のように分かれ出ること。また、その分かれたもの。
※杏陰集(1642頃か)六・河上落葉「欲軽舟落処、両河分派既流紅」 〔張率‐河南国献舞馬賦〕
② 流儀・政党・学説・団体などが、主となるものから分かれて出ること。また、その分かれ出た流派や仲間。
※狂雲集(15C後)扶起東福寺荒廃盖因美少年之旧交「東福分派南禅寺、千歳猶輝恵日山」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「分派」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ぱ【分派】

[名](スル)
主となるものから分かれ出ること。また、分かれたもの。
「阿蘇の―の一峰の右に」〈独歩・忘れえぬ人々〉
主となる勢力から分かれて別に一派をなすこと。また、その一派。「分派を立てる」
[類語]党派派閥旧派新派別派

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「分派」の読み・字形・画数・意味

【分派】ぶんぱ

分かれ。

字通「分」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android