分別所(読み)ふんべつどころ

精選版 日本国語大辞典 「分別所」の意味・読み・例文・類語

ふんべつ‐どころ【分別所】

〘名〙
① 分別するところ。よく考えをめぐらさなければならない点。思案のしどころ。
※俳諧・談林十百韻(1675)下「はげあたま甲(かぶと)をぬいで旗を巻(まき)卜尺〉 名は末代の分別ところ〈一朝〉」
ひとり静かに思索にふける場所便所のこと。
※俳諧・本朝文選(1706)四・解類・長雪隠解〈許六〉「されば甲斐名将の分別所に定め、〈略〉詩哥連俳の名句も、此所より産出し」

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デジタル大辞泉 「分別所」の意味・読み・例文・類語

ふんべつ‐どころ【分別所】

十分に考えて行動しなければならないところ。思案のしどころ。「ここが分別所だ」
《ひとり静かに思索にふける場所の意》便所のこと。
[類語](2便所化粧室洗面所手洗いトイレトイレットルームウオータークロゼットラバトリーレストルームWCかわや雪隠せっちん後架こうかはばか手水ちょうずお手水手水場不浄不浄場ご不浄浄房便室閑所用場西浄せいちん東司とうす

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