出息の入るを待つべからず(読み)いずるいきのいるをまつべからず

精選版 日本国語大辞典 の解説

いずる【出】 息(いき)の入(い)るを待(ま)つべからず

一呼吸する、きわめて短い時間も、人の命はどうなるかわからない。人生のはかなさをたとえる語。
※平松家本平家(13C前)一「出つる息(イキ)の入をも不待、蜻蛉電光よりも猶墓無(はかな)し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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