出会・出逢(読み)いであう

精選版 日本国語大辞典 「出会・出逢」の意味・読み・例文・類語

いで‐あ・う ‥あふ【出会・出逢】

〘自ハ四〙
① 出て他人と対面する。面会する。また、ある場所へ出ていく。
※竹取(9C末‐10C初)「御つかひに竹取出あひて泣くこと限りなし」
② 出くわす。めぐりあう。ばったりと会う。
平中(965頃)三〇「かれもこれも門(かど)よりいであひて」
③ 敵に立ち向かう。
徒然草(1331頃)八七「里人おこりていであへば、〈略〉走りかかりつつ斬り廻りけるを」
④ 会合する。
浮世草子・好色盛衰記(1688)三「魚屋の長兵衛八百屋の八兵衛出合(イデアヒ)、弐分壱両のかけ双六をうちて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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