普及版 字通 「凸(漢字)」の読み・字形・画数・意味
凸
常用漢字 5画
[字訓] でる・でこ・なかだか
[字形] 象形
中央が突出している形。凹と対待の字。〔倉頡〕に、穴の下に合を加えて凹、失を加えて凸の字とするが、用例をみない。凹凸は六朝期以後に至って、その用例がある。
[訓義]
1. でる、つきでる。
2. でこ、つきでたところ、なかだか、たかい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕凸 アガル・オコス・ツバクム 〔字鏡集〕凸 タカシ・ツバクム・タツ・オコス・オコル・アガル
[語系]
凸dutは・(突)thutと声近く、。また出thjiutも声が近い。みな突出することをいう。
[熟語]
凸凹▶・凸▶・凸眼▶・凸起▶・凸出▶・凸杯▶・凸面▶・凸露▶
[下接語]
凹凸・酒凸・醜凸・心凸・前凸・微凸・面凸・凸
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報