凍て(読み)イテ

デジタル大辞泉 「凍て」の意味・読み・例文・類語

いて【凍て/×冱て】

《動詞「い(凍)つ」の連用形から》寒気でこおりつくこと。こおったように感じられること。 冬》庭草のよごれしままに風の―/白雄
偶々たまたま咲懸ッた恋の蕾も、事情というおもわぬ―にかじけて」〈二葉亭浮雲
[補説]現代語としては「凍て雲」「凍て蝶」「凍て土」「凍て鶴」「凍て蠅」など複合語として使われることが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android