冷覚(読み)れいかく

精選版 日本国語大辞典 「冷覚」の意味・読み・例文・類語

れい‐かく【冷覚】

〘名〙 温度感覚うち、冷たさを感じる感覚皮膚温度より低い温度刺激を皮膚にある冷点が知覚する。
檸檬(1925)〈梶井基次郎〉「実際あんな単純な冷覚や触覚嗅覚視覚が、〈略〉私にしっくりしたなんて」

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デジタル大辞泉 「冷覚」の意味・読み・例文・類語

れい‐かく【冷覚】

皮膚感覚の一。体温より低い温度に対して生じる感覚。皮膚に分布する冷点が刺激されたときに起こる。⇔温覚

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「冷覚」の意味・わかりやすい解説

冷覚
れいかく
cold sensation

皮膚感覚の一種で,温度感覚のうち,特に冷刺激によって生じる感覚。冷覚受容器は温覚受容器と混在しているが,皮膚面で比較すると,冷覚受容器のほうが 10倍ぐらい多い。冷覚受容器だけが存在する部位もある。

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