冷帯夏雨気候(読み)レイタイカウキコウ

デジタル大辞泉 「冷帯夏雨気候」の意味・読み・例文・類語

れいたいかう‐きこう【冷帯夏雨気候】

ケッペンの気候区分による冷帯気候の一。符合Dw。夏は海からの季節風降水量が多いが、冬は高気圧に覆われて乾燥し寒さが厳しい。朝鮮半島北部・中国東北部・東シベリアにみられる。ジャガイモライ麦などが栽培され、タイガを利用した林業盛ん。冷帯冬季少雨気候亜寒帯夏雨気候
[補説]気温によってDwa・Dwb・Dwc・Dwdに分ける場合がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「冷帯夏雨気候」の意味・わかりやすい解説

冷帯夏雨気候
れいたいかうきこう
Dw climate

ウラジーミル・P.ケッペン気候区分で Dwに相当する気候。亜寒帯夏雨気候ともいう。最寒月の平均気温が-3℃以下,最暖月の平均気温が 10℃以上で,夏の最多雨月の降水量が冬の最寡雨月の 10倍以上である地方の気候。中国東北部からシベリアにかけて分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「冷帯夏雨気候」の意味・わかりやすい解説

冷帯夏雨気候
れいたいなつあめきこう

亜寒帯夏雨気候

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