冴冴て(読み)さえざえて

精選版 日本国語大辞典 「冴冴て」の意味・読み・例文・類語

さえざえ‐て【冴冴て】

〘副〙 さえた上にもさえて。いやが上にも寒くて。
金葉(1124‐27)冬・二七八「衣手によごの浦風さえさえてこだかみやま雪降りにけり〈源頼綱〉」
※新古今(1205)冬「さむしろの夜はの衣手さえさえて初雪しろし岡のべの松〈式子内親王〉」

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