デジタル大辞泉
「冬青」の意味・読み・例文・類語
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そよご【冬青】
〘名〙 モチノキ科の常緑低木または小高木。
本州の関東以西、四国、九州の山地に生える。高さ二~三メートル。葉は革質で長さ五~一〇センチメートルの卵状楕円形。一~二センチメートルの
葉柄があり先は尾状にとがる。雌雄異株。
初夏、
葉腋に
長柄をもつ径約四ミリメートルの白い四弁花が咲く。
雄花は数花が
集散花序をなし、
雌花は単生する。花後、径六~八ミリメートルの
球形の
果実を結び紅色に熟す。材はそろばんの玉のほか、床柱・小器具・薪炭用に使う。
樹皮からは鳥もちを作り、葉からは褐色染料をとる。硬い葉が風でゆれて「戦
(そよ)ぐ」意でこの名がある。ふくらしば。〔物品識名(1809)〕
とう‐せい【冬青】
〘名〙 モチノキ、ソヨゴなどモチノキ科の
植物の
漢名。また、中国産のモチノキに似た
別種の漢名。
※俳諧・糸切歯(1762)
四月「稽川松岡両先生の
秘説、本草
女貞 やふ椿、イホタ、クロカネモチ、実の黒きを女貞とす。赤きを冬青とす」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
冬青 (ネズミモチ)
学名:Ligustrum japonicum
植物。モクセイ科の常緑低木,園芸植物,薬用植物
冬青 (ソヨゴ)
学名:Ilex pedunculosa
植物。モチノキ科の常緑低木・小高木
冬青 (モチノキ)
学名:Ilex integra
植物。モチノキ科の常緑高木,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報