写影(読み)しゃえい

精選版 日本国語大辞典 「写影」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐えい【写影】

〘名〙
① 物の姿をうつすこと。また、その影。
※国文学読本緒論(1890)〈芳賀矢一〉序「蓋し文学は其終極意味於ては、一国生活の写影なり」
明六雑誌‐一九号(1874)秘密説〈西周〉「西洋電磁の諸術若くは銀汞写影の技の如き、若之を秘密に附せば人々の驚愕はた如何なるべき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「写影」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐えい【写影】

物の形を写すこと。また、写された影。
写真をいう明治初期の語。
「錦画を見る者あり。―を窺う者あり」〈川井景一・横浜新誌〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「写影」の読み・字形・画数・意味

【写影】しやえい

姿を写す。

字通「写」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android