日本大百科全書(ニッポニカ) 「円座(えんざ)」の意味・わかりやすい解説 円座(えんざ)えんざ 日本の座臥具(ざがぐ)の一種。「わらうだ」ともいう。蒲(がま)、藁(わら)、藺(い)、菅(すげ)などの葉を丸く組み、これを渦巻状にして縫いとじた円形の敷物。家屋の床(ゆか)や縁(えん)に敷いて用いた。現在は社寺や茶席などで用いられている。四季を通じて使われるが、涼感をもつ敷物として俳句の季語では夏。[高田倭男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例