円丘(読み)えんきゅう

精選版 日本国語大辞典 「円丘」の意味・読み・例文・類語

えん‐きゅう ヱンキウ【円丘】

〘名〙
頂上がまるく、緩やかな傾斜の丘。
② 古く、天皇冬至に天をまつるために、郊外に築いた円形の塚。古代中国の天子にならったもの。郊祀(こうし)
文徳実録‐斉衡三年(856)一一月甲子「有円丘。夜漏上水一尅」 〔周礼春官・大司楽〕
③ まるい塚。円形のみささぎ。
太平記(14C後)二一「円丘(エンキウ)を高く築て、北向に葬り奉る」

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デジタル大辞泉 「円丘」の意味・読み・例文・類語

えん‐きゅう〔ヱンキウ〕【円丘】

頂上がまるくなっていて傾斜の緩やかな丘。
昔、天皇が冬至に天を祭るために、郊外に築いた円形の塚。古代中国の天子にならったもの。
まるい塚。円形の陵。
「―を高くいて、北向きに葬り奉る」〈太平記・二一〉

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普及版 字通 「円丘」の読み・字形・画数・意味

【円丘】えんきゆう

天を祀る壇。

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