円らか(読み)ツブラカ

デジタル大辞泉 「円らか」の意味・読み・例文・類語

つぶ‐らか【円らか】

[形動][文][ナリ]まるいさま。また、まるくて、かわいらしいさま。
「目を―にして口をつぐむ」〈鏡花婦系図

まろ‐らか【円らか】

[形動ナリ]まるまるとしているさま。まろやか。
かひなをさし出でたるが―にをかしげなるほども」〈宿木

つづら‐か【円らか】

[形動ナリ]驚いたり恐れたりして、目を丸くするさま。
「そこに目も―なる小法師にてついゐさせ給へるものか」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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