内言(読み)ないげん(英語表記)internal speech; inner speech

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内言」の意味・わかりやすい解説

内言
ないげん
internal speech; inner speech

内語ともいう。発声を伴わずに自分自身の心のなかで用いる言葉。特に社会的交渉機能をそなえる外言と対比される。他人との意志伝達のためではなく,思考用具として,自己行動抑制統御,調整する機能をもつとされる。また発声までにいたらず,かつ目に見えないような微弱化された発語運動をさすこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android