内祝(読み)うちいわい

精選版 日本国語大辞典 「内祝」の意味・読み・例文・類語

うち‐いわい ‥いはひ【内祝】

〘名〙
身内などの親しい者だけでする祝い事。
※俳諧・紅梅千句(1655)八「去年よりは猶さかふ二条家〈可瀬〉 大ふくはせばきかこひの内いはひ〈正章〉」
自分の家の祝い事で、贈り物をすること。また、その品物
※雑俳・紀玉川(1819‐25)三「知らなんだ様に礼言ふ内祝〈蘭亭〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「内祝」の意味・読み・例文・類語

うち‐いわい〔‐いはひ〕【内祝(い)】

近親者だけでする祝い。
自分の家の祝い事の記念に、親しい人に贈り物をすること。また、その品。
[補説]祝い事のあった人が贈るものなので、他人の祝い事に「内祝いをお贈りします」と言うのは誤り。
[類語]心祝い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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