内ヶ崎作三郎(読み)うちがさきさくさぶろう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「内ヶ崎作三郎」の意味・わかりやすい解説

内ヶ崎作三郎
うちがさきさくさぶろう
(1877―1947)

政治家、教育者。宮城県に生まれる。東京帝国大学英文科卒業後、オックスフォード大学に留学、帰国後は早稲田(わせだ)大学教授として文明史、文化史を講じる。またユニテリアン派クリスチャンとして多くの宗教的評論も執筆、さらに『六合(りくごう)雑誌』主筆なども務める。1924年(大正13)憲政会より出馬して当選、以後浜口雄幸(おさち)内閣の内務参与官、第一次近衛文麿(このえふみまろ)内閣の文部政務次官などを歴任、1941年(昭和16)には衆議院副議長となる。著書に『人生と文学』『リンカーン伝』ほかがある。

石川 都]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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